仕事をしながら大学行くのは普通?

プログラムの種類は大きく分けて3パターン

1つ目は、学位を取得するパターンです。

2つ目パターンは、夜間やオンラインで授業を受け、Certificate、Diploma(学位ではなく、修了証のカテゴリー)を取得できる、Continuing Studiesというスタイルです。

3つ目は、Apprenticeshipという実務経験を積みながら、授業を受けるというパターンです。

以上、3つを細かく見ていきましょう。

University/College

カナダには、コミュニティカレッジ(短大・専門学校)とユニバーシティ(大学)があります。

語学留学ではなく、正規留学で渡航している留学生は、このパターンを選択しています。

私立のコミュニティーカレッジは、カナダ国籍・永住権取得者(Domestic)と留学生(International)の学費にそこまで大きな差はありませんが、公立だとかなりの学費の差があります。

まずは、四年制大学と提携のある比較的学費の安いコミュニティーカレッジに進学して、一定の単位を取得後、大学に編入して学位を取得する方法もあります。

尚、四年制大学であれば、Bachelor Degree(学士)、短大であれば、Associate degree(準学士)の取得が可能です。

大学は、一定の単位を取れれば、学位が取れるシステムなので、高校卒業後、大学に入学し、4年で卒業、そして就職、というパターンもありますが、仕事をしながら、大学に通っている人もいます。

Continuing Studies

こちらは、主に、フルタイムで仕事をしている人が、実務で、足りない知識を補ったり、キャリア変更のために通うコースになっています。

例えば、法律事務所に勤めていて、メインの仕事は、受付業務だけれども、書類の作成に関わりたいという人が、パラリーガルのコースを取る。

ウェブ制作に興味があるけど、今の仕事を辞めて、フルタイムで学校に行くのは、リスクが大きすぎるという人が、現職を続けながら、ウェブデザインのコースを取る、という感じです。

このパターンは、プログラムの中に組み込まれたコースを全て決められた期間内に終えると(もちろん中間テスト、期末テストがありますのでパスすることが必要)、修了証がもらえます。

修了証を目指すのもありですし、自分の興味があるコースだけ取得することも可能です。

1コースは、週に1コマ(夕方から夜9時半まで、など)といった感じなので、自分でスケジュールを見ながら、一つのターム(春、秋、冬)の中に、2つ、3つコースを詰め込む人もいます。

ただ、授業の時間の他に、宿題や、プレゼンテーション、グループワークに時間を割かないといけないので、一つのタームで3コース履修するのは、結構しんどいと思います。

実際に、Continuing Studiesのコースを取ったことがありますが、クラスメイトは、ほぼ全員フルタイムで仕事をしていました。

中には、一つのタームで3コース取っている人もいましたが、かなりタフでないとこなせないと思います。

また、こどもが大学生になって、落ち着いたから、自分も勉強しようと思った、と授業を取っているお母さんもいました。

Apprenticeship

Apprenticeshipってなんぞや、と思う方も多いと思います。

見習い、という表現が一番近い気がしています。

例えば、自動車整備士です。

学校で学びながら、実務でも技術を吸収していくというハイブリット型のスタイルです。

学校でコースを取る期間を、数週間、そして、実務に戻り、また、学校でコースを取る。という感じで、勉強・実務を交互におこない、スキルを極めていきます。

自動車整備士の他にも、パティシエや、大工など、いわゆる”手に職”のカテゴリーにてプログラムが提供されています。

カナダでは、自動車整備士、配管工、電気技工士、大工など、Levelがあり、ステップアップしていくと、時給30ドル、40ドルをもらっているひとがいます。

学びながら、給料ももらうところからスタートでき、且つ、専門職、技術職として認定されている仕事に就けることで人気です。

その他

学士を持っているけど、その先へ!と、仕事をしながら、修士号(Master, PhD)のコースを取っている人もいました。

とても素晴らしいことなのですが、転職活動の際、会社の懐事情で、修士号を取っている人に上乗せでお給料を払いたくない、と、”Over qualify”として、落とされる経験をした人も知っています。

自分の就きたいポジションと、会社から求められている学歴・職歴の兼ね合いも大事ということを知った瞬間でした。

仕事をしながら勉強する理由

周りで、仕事をしながら、授業を履修している人たちに、理由を聞いてみました。

一番多かった理由は、Personal developmentを目的にしていることでした。

日々、仕事をしていく中で、知識を蓄えながら、社内で異動できるポジションがあったときに、自分が相応しい人材だ、と上司に自信を持って言える。

新しいことを学ぶことによって、今後、挑戦できる選択肢が広がる。

とりあえず大学に行っておく、学位を取っておく、というのではなく、学びたいことを学べる場所という認識が強く、会社によっては、業務に関連する分野であれば、学費も出してくれることもあります。

何より、一番は、社会人になっても、勉強していいんだ!と思える環境が整っているということだと感じました。